生まれた時から、私たちは「音」の中で生活をしてきています。
まだ何もわからない時から、自然に耳に入った音や音の刺激によって、色々なことを学び取ってきました。子ども達を見ると、歌を歌ったり、体を動かして、音を楽しんでいます。人は、言葉を話す前に音を理解します。
人間の「脳」は、右脳と左脳の連携プレーによる効果が大と近頃言われるようになってきました。
学習はいわゆる読み、書き、算数の左脳によるもののみではなく、その基礎となる右脳の働きの大切さが関心を集めています。
左脳は、言語、概念、論理的思考を司る。 つまり物事を細分化、分割、分析的な能力のある所
右脳は、イメージ、絵画、図形、空間パターン(形態)認識力物事を全体的に、非論理的直感(ひらめき)を司る所50歳までに成長し続けると言われています。
音楽は、この右脳の学習に関係するものです。
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個人差はありますが、個人的にあった音楽を選んで、音を楽しむ事から入ります。
山口元男の信念は、「一流のヴァイオリニストやピアニストにする為に音楽を習うのではなく、人間育成・人間教育の一貫として大きな役割を果たす事を忘れないでほしい。」
最終的にヴァイオリンを弾こうと思っています。 |
ヴァイオリンは、実は楽しむ事が出来る楽器なのです。独奏も出来れば(すなわち、主役にもなれる)合奏も出来ます。
何かを一生懸命に行うことで達成感を味わい情緒の安定につながります。 |
ヴァイオリンは、音符を見て(視覚)、頭の中で理解して表現(運動)する目と手の供応運動をする楽器です。
又、弾きながら、音程や音色(聴覚)を作っていく楽器でもあります。すなわち、 注意力・集中力・忍耐力を要求するので、発達障害児にとっては治療教育になります。 又、暗譜(楽譜を覚える)をすることは、記憶力の訓練になります。 指先の刺激は、脳に直結し老化防止にもつながります。
3才〜大人(フルサイズ)まで7種類のサイズがあって、どこにでも持ち運びが出来、音も小さくできる(弱音器や消音器、子どもは洗濯ばさみ)と言う利点があります。
ピアノとの伴奏合わせや、合奏と、個人的な楽しみから集団への関心、協調性・社会性が高まるのです。
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山口音楽教育センターは、山口元男、貞好によって昭和28年に開設されました。 山口元男は小野アンナ先生に師事し、ヴァイオリニストとして、演奏活動すると共に、音楽教育を、東京の代々木教室中心に指導を続けていました。 山口貞好は、伴奏を主とした演奏活動を行う一方で、ピアノの指導にあたっています。
東京を中心として指導を続ける一方で、昭和46年に長野県の佐久市で合宿を始め、翌年よりサマーコンサートを毎年開催しています。
今では、佐久教室と千葉の浦安教室も増設され、合同の発表会も行われています。
現在は子ども達それぞれの個性ならびに能力に合わせての、指導のプログラムを作り、子ども達に音楽教育を通じての教育を目的として、松原元子、山口元久を中心に指導を行っています。 |